球技大会の結果、南とよっしーのチームは優勝したことが分かった。
2人もそうだけど、私達のクラス運動できる人多いからな…。
この調子で体育大会も勝てるといいな〜!
「あ、ほら!りっちゃん!2人ともこっち来るよ?」
あれから、麻衣子と観客席に戻ってバスケを見ていたのだ。
私たちがいた場所には御守先輩はいなかった。
よかった…。
2人がこっちに来る───
なんてことはなくて、来る前に女子達に捕まったのだ。
「あららー…麻衣子も行ってきな?」
「む、無理だよ…あの中に入るなんて、怖いよ!」
さっきの豹変っぷりは何だったの。
あんな感じで突っ込めば女子達怯んで通してくれるよ。絶対に。
「これは、暫くおさまらないな」
「だね…教室戻ろっか」
麻衣子の一言で私達は教室にもどった。
「はぁ…やっぱり由くんモテるなぁ〜…」
教室に戻って、2人も戻ってきても女子の歓声は続いていた。
ほらぁ…先生困ってんじゃん!
「アイツらめっちゃ目立ってたしね〜…」
類は友を呼ぶ……か。

