それからはとてもハード。
たまに声をかけてくる人もいたけど私がなんとか対応しようとした時に去っていく。
私、なんかしたの…?
そんなこと思わなくて!!後ろを見ると3人の殺気!!!!
もー!こんなのじゃお客さん来なくなるじゃん!!!
前半、無事(?)に終わって休憩。
「日高さん、お店回ってきていいよー」
「はーい!」
って言っても麻衣子は後半から仕事だし…。
しょうがない、1人でまわるか〜
廊下にはたくさんの人が。
…なんかじろじろ見られてるけど、気のせい?
そしてさっきから写真をお願いされるのも何故?
まぁ、いいや!
何か食べたいな〜!
あ、たこ焼きにしようかな〜!でもりんご飴もいいな〜!!!
なんて思ってると3年生のクラスの前に見覚えのある人が。
……関わりたくない人だ…。
よし、知らないふり。
「あら…日高さん」
oh……話しかけられちゃったよ。
「…何ですか、御守先輩」
「あらやだ、そんな嫌そうな顔しないでよ」
したくなくてもしちゃうんだからしょうがないでしょ!!!
「で、何ですか。用がないなら私行きますけど」
「ま、まって…!!」
「…何か」
御守先輩は俯いて話すのを躊躇っているようだった。
「…実は…大事な物を無くしてしまって…」
「……はあ」
「それが多分この中に…」
「……この中にって…」
私はお店の看板を見上げる。
唖然。
え、この中に…!?
お化け屋敷…!?!?

