「悪ぃな…。お客殿には触らせる訳にはいかぬ」
「そんな汚い手で姫様を触らないで?」
「お客様。こちらのお食事会ではそのようなサービスは承ってございませんので」
「「「俺の前から消えろ」」」
3人の言葉でチャラ男達が固まる。
皆さん、最後の一言笑ってないよ!?
怒ってる!!スマイルスマイル!!
男達は去って行き、また和やかな雰囲気が出始めた。
「あ…皆ありがとう!」
この人達に助けられるなんて、女子の敵にされる!!
「りっちゃん気をつけてって言われたんでしょー?」
「え、なんで…」
「麻衣子ちゃんが教えてくれた!もー、俺等来なかったらどうしてたの!」
え、チョークスリーパーホールドを…ってこの格好じゃやりにくいわ。
「あぁっ!凛月、もう少しスカート下げて!」
「ちょ!ゆうちゃんやめて!!」
これ以上下がらないから!!元々短いんだって!!!
「…凛月、次は俺等呼ぶこと。…あ、俺"だけ"呼ぶこと」
「え…?」
だけ…?
「あー!よっしーずるい!凛月、俺を呼んで!」
「ダメダメー、俺だからー!」
あの、えと、ちゃんと自分の仕事して!?
皆ポカーンとしてるから!?
「誰も呼びません!!!!」
こんなんで大丈夫なのかなー!?

