クラスの宣伝をする人や遊ぶ人で溢れかえっている!
去年より多いな〜!!
そしてうちのクラスもなかなかの人気!!
廊下には行列が出来るほどらしい!
教室の前は丁度調理室があって、そこで食べ物を用意して運んでいる。
私は注文きく係なってます!!
きゃぁぁぁああっ
おお、やっぱり凄いぞ…
私は後ろの扉から前の扉を見る。
前の扉には3人に群がる人達。
はい、出ました!!うちのクラスの人気three boys!!!
「姫殿、受付はあちらですぞ」
侍かな!?袴姿のよっしー!!!
刀もってるし!!
時代劇とか好きそう!!
「姫様!俺の国(クラス)に来てくれたの!?嬉しいな〜」
おお!こちらも凄いぞ!!
王子様姿のゆうちゃん!!
可愛い!!
そして…
「お嬢様、さぁこちらへ。…お食事会を楽しんできてください」
執事の南!!
こいつの人気度は高い!!
いつものチャラい感じか全然見えないんですけど…!!
この3人のおかげで人気がでてます!!
「すみませーん」
お客さんに呼ばれてそこに行こうとした時、誰かに腕を掴まれた。
「…っ!麻衣子?アンタ何して…!」
彼氏さんとまわりに行くんじゃ!
「りっちゃんが心配で…!!りっちゃん男子に人気なんだから、気をつけてよね〜!」
「へ?…まさかぁ!!私が人気とか有り得ないから!ほら、そんな事より行っといで?」
「むぅ…ほんとなのに…。…ごめんね、行ってきます!!ほんとに気をつけてね!」
そんな事言われたって何に気をつければいいんだか。
麻衣子を見送ってから私は呼ばれた机に、伝票を持って向かった。
「ご注文は何にしましょう?」
「そうだな〜…可愛いメイドさんがいいな〜!!」
机にはいかにもチャラそうな男性が2人。
……凛月はスルーする。
「ご注文は…?」
「だから〜君だって!君すっごく可愛いね!名前何?」
「えと…」
なんだこいつら!!
しぶとい!!気持ち悪い!!
すると、もう1人の男が痺れをきらしたのか、私の腕を掴んだ。
「ひゃ……っ!」
「ほら、メイドさんなんだからご奉仕してよね……?」
「離し……っ」
気持ち悪い!!!!
って思った時、私の腕は解放された。
それと同時に、誰かが私を後ろから抱きしめる。
だ、誰!?
思わず振り返るとそこにはあの3人が。
私の腕を掴んでいた男の手をよっしーがひねり上げていた。

