家に着くと、ゆうちゃんが家にいた。
京子さんはいなく、渚月とゆうちゃんだけでテレビゲームをしていた。
「あ、凛月!やっと帰ってきたー!」
「あ…ただいま…」
ゆうちゃんは立ち上がると私の方まで歩いてくる。
渚月がその隙を見計らってゆうちゃんのキャラクター倒してるし…。
「はい、朝言ってたCD」
「わぁ〜!ありがとう!!」
「返すのはいつでもいいから」
「分かった!!」
ゆうちゃんは微笑むと渚月の所に戻っていった。
そして渚月はチョークスリーパーホールドをくらっていた。
ドンマイ…渚月。
そんな2人を尻目に自分の部屋に向かった。
部屋着に着替え、ベッドに横になると、CDプレーヤーにゆうちゃんから借りたCDを入れた。
「はぁ〜!やっぱりこの人の歌詞いいな〜」
このバンドのボーカルの人が全部作詞作曲をしていてとてもいい曲ばかりだ。
5曲目に入った時、いつもと違った。
これは…珍しい…。バラード?
曲はゆったりだけど、どこかひかれた。

