あの日、りっちゃんにフリを終わりにしようと言われた時。りっちゃんが去っていった時。 「南…やっぱり、私とより戻そ…?」 「何言って…!俺はりっちゃんの事が…っ!」 「あの子を傷ついてもいいの?」 奈那はまたあの光のない目になる。 この目には…逆らえなかった。 俺が断れば奈那はりっちゃんに何かするに違いないと思ったからだ。 だから俺と奈那はこれで3度目の付き合いだ。