「わ、私のことは、気にしないで!!」
愛川は必死になって叫んだ
「何言ってんだ!!ラン、お前は何も考えるな!俺達が必ず助けてやるから」
「私だって、足手まといになりたくないの!だから、気にしないで戦って!!」
「そんなことできるかよ!!」
愛川と鮫島の友情ごっこが続く
このままじゃ言い合いは終わらない
梟がどんな決断をするのかは知らないが、これ以上ジッとして見物するだけじゃ物足りない
あたしは楽しみに来たのだから、遊ばなくてはここに来た意味がない
あたしは言い合いに割って入る
『いいんじゃない?愛川も覚悟を決めてるみたいだし』
「てめぇー!ふざけんな!!」
「お、仲間割れか?」
谷口は笑ってあたし達を見ていた
気にせず、あたしは鮫島と話す
『そんな言い合いしてもキリがないだろ?じゃあ、切り捨てろ。それがベストだろ?』
「そんなことできるかよ!!俺達はそんなことしてまでNO.1を貫くことはしねぇよ!!」



