零度の華 Ⅰ



やっと、長い長い学校が終わると光華の倉庫へと向かうことになった


倉庫まではバイクで行くわけだが、あたしはバイクがあるが見られると後々面倒だから乗せてもらうように頼む


それはいいが、誰があたしを乗せるかということになると鮫島と虎山は嫌だと言わんばかりに目を合わせようとしない




「じゃあ、俺が乗せていくよ~。それで問題ないよね~?」




意義がないためあたしは鷹見の後ろに乗ると、出発した




何も話すことなく、倉庫へとついた


下っ端達は幹部を見ると道を作り、挨拶をする


あたしのことを知っている奴も知らない奴も、女の姿が目に入ると驚いているのが分かる



何食わない顔をして歩く梟に注目が集まる


2階に上がる階段を上り終えた梟は下っ端達に向かって声をはる