零度の華 Ⅰ






「この解答は正解だ。次、いくぞ」



正解、不正解なんて気にせず、今日あった授業の内容は把握した





全てが終わり誰もいない教室にあたし1人



オレンジに染まる外で、部活動をする者の声が静かな教室に鮮明に響く



『帰るか』


暫くのんびりとした後、立ち上がって教室を出ると.............バッチリ目が合う




「チッ。またかよ」



教室の前で会ったのは、鮫島



『愛川は一緒じゃないのか』


「お前に関係ないだろ」


『確かに、関係ないね。それよりここ2年の通路だけど何か用?』



鮫島は3年
学年が違う


因みに2年はあたし、鷹見
3年は梟、虎山、鮫島に愛川