零度の華 Ⅰ








「サメ、やめなよ!羽空ちゃん、どういうことなの?」


『自分で考えな』





そう言って、あたしは元来た道を戻ろうと振り返った



「本当、性格最悪だな」


見向きもせず、足を進めながら................



『褒め言葉として受け取る』



そのまま、応接室へと移動をした


お節介だったが、むしろ感謝してほしいね


キッカケを与えたのだから




恐らくこのままだったら言わずじまいだったと思う

少し面倒なことを自分でしたが、これからが楽しみだな



アイツ等の次の行動に期待しよう


いつの間にか応接室についたので中に入る




そういえばもうすぐテストだったな


あたしは授業は受けなくていいが、テストの点数で学年1位を取らなければ留年する