「今のはどういう意味だ」
『そのままだけど?知らせないことが守ることじゃないってこと。ここまで言えば、馬鹿なお前でもわかるだろ。あたしは関係ないし余計なお節介だったかな』
睨むことをやめない鮫島は眉間に皺をずっと寄せていた
確かに今のは怪しすぎたな
「お前、何者だ。ふざけたこと言うなよ」
鋭く光る銃のような瞳
答え次第で思いっきり撃ってくるだろう
......いいね、その瞳
これで少しは退屈のしない学校生活が送れそうだな
『あたしは通りすがりの通行人。ただ、人よりは情報が多いだけ』
「答えになってねぇよ。殴るぞ」
鮫島の殴ると聞き、ハッとした愛川はあたし達の会話に入ってきて鮫島を止めた



