零度の華 Ⅰ





結局、自分のために集まった奴のことなんてどうでもよく、最後に自分が生き残ればいいという考え


人間の黒い部分がわかる瞬間だな



あたしは刀についた血を舐めとった

その味は鉄の味しかしない



そして、横たわり動くことない死体の上を歩いて帰る



忘れずにカードを添えて........




家に帰り、時計を見ると午前3時


寝ていたら起きれる自信がない

確実に遅刻しそうだ



あたしが住んでいるのはMIUNIT(ミニュイ)に所属する者だけが利用できるマンションで、最上階に住む




家から学校までバイクで30分程かかる

いつも学校の近所の公園に止めて通学している



それに、組織の奴らにあたしが女だということがバレるのは避けたいから早めに通学している