さすがに痛みを味わせるのはいけないよな
殺るなら1発で終わらせるため心臓を狙うか
それじゃ何も楽しめないが、煩いのも嫌いだしな……
そんなことを考えながら、あたしはもう1つの短刀を鞘(さや)から出し、二刀流で次々と殺していく
血しぶきが鮮やかに散る
あたしのスタイルは短刀を2本使う接近戦
銃など使えないわけではないが、刀の方が間近で死を目撃できるから好きだ
鯱(オーカ)はあたしと正反対の遠隔戦
オリジナルの銃を作り、それを愛用している
ワザワザオリジナルを用意するなんて、意味あるのかと思う
他の奴のことなんてどうでもいいな
あっという間に辺りは血の海となり、立っているのはあたしのみとなっていた
最後はやっぱり面白くない
あたしを目の前にすると命乞いをして助かろうとする



