シャッターが破られたことに驚きながらも、あたしの姿を確認すると、次々に疑問がぶつけられた
あたしはフッと鼻で笑った後に、親切に答えてあげる
『俺の名前は零(ゼロ)、殺し屋だ』
それを聞くとざわつき始める
獲物達があたしの周りに集まってきた
いいねぇ、そそるよ
「この人数を1人で相手する気かよ。無理だな。殺れるもんならやってみろやー‼︎‼︎」
雄叫びのような言葉が合図となり、あたしに向かって一斉に手に持っている鉄パイプや木刀、金属バットを振りかざした
やっぱ、族とか裏の奴らと殺るの好きだ
活きがいい獲物がいるからな
あたしは全てを避けて短刀で相手を刺すと、呻き声を出しながら倒れていく



