零度の華 Ⅰ







「____........以上だ。解散」


その言葉で散らばる人の中であたしは1人を呼ぶ


『菖蒲(アイリス)』


「はい‼︎」



あたしの目の前にやって来たのは、数少ない女の1人で菖蒲(アイリス)

本名は木時光-キトギヒカリ-

長い黒髪に黒目でスパイを仕事としている



「お呼びでしょうか。零(ゼロ)様」


『菖蒲(アイリス)には警察にスパイとして乗り込んでもらう。期間は10日間。絶対バレることが無いようにしろ。報告は全て俺にすることだ』


「分かりました」



菖蒲(アイリス)はそう言うとあたしのもとを去った



警察にスパイをおくるのは、警察の現状把握をすること