零度の華 Ⅰ






『構わない』


「では、まずはスクリーンを見て下さい」



スクリーンに映し出されたのはカプセルのようなもの


「これは何ですか?」


「これはCNYというもので、私達が開発した新しい毒薬ですよ」



普通の薬に見えるこれが毒薬とは、見た目じゃ全くわからないだろう



「詳しく説明しろ」


ボスの一言で百合(リリー)は気を引き締めながら、詳しく説明をする



「これは体内に残ることがないので薬の発見ができません。だから、死因を誤魔化し殺すことができるものです」


「司法解剖(しほうかいぼう)の時に見つからないか。早速、試させてもらう」


「ありがたきお言葉。ご用意いたします」





この話もひと通り終わり、次にいく