零度の華 Ⅰ



避けようと階段を使おうとすると、階段で待機していた奴が動くという魂胆


怒涛の嵐のような攻撃をして、あたしの攻撃する隙を与えない戦法のようだ




この状況を切り抜けられたとしても次が待っているだろう


よく考えられているな





さぁ、どうするべきか......


ここまでしてくれたのなら楽しまないと損だし失礼だよな


頭を回転させる




『......よし、始めるか』



大分、時間をとってしまったがいい楽しみ方も思いついたところで実行に移す



装備していた銃を取り出し銃口を扉へとつける


そして、撃つ



音が響くものの扉は貫通するほどの穴は開けられず、手に負担がかかってしまった



これでいい


銃声が聞こえたことで、あたしが来たという合図となる





銃はしまい、エレベーターのボタンを押す

すぐさま扉は開く



中に潜んでいたSQUELETTE(スクレット)のメンバーは不審に思う