零度の華 Ⅰ




今日は4件の殺しをして寝た

少しやり過ぎた



それから5日経ち、とうとうこの日が来た


楽しみで仕方なった日




予告をしていたため、あちらも戦闘態勢に入っている頃だろう


この日が来る前にあたしを殺そうとしていたが返り討ちにしてあげた



今、あたしがいるのはSQUELETTE(スクレット)のアジト前





『......殺るか』


黒に身を染めながら不気味に笑う




フードを深く被り、足を中に進めていく







............おかしい







誰一人いなければ、気配すら感じられない


殺されたくないがためにアジトを捨て逃げたか?




そうこう考えているうちにエレベーターの前


ピタリと足と止める


そして、そっとエレベーターの扉に手を当てる




人の気配は感じるものの動く気配がない


待ち伏せというわけか



これを開けたら銃弾が容赦なく向かってくる