零度の華 Ⅰ



『さっきの話で大体は分かったはずだ。それでも尚、何を聞く?』


「聞きたい事だらけだ」



あたしは足を組んで言葉を待つ


聞かれることは分かっているから




「まず、お前は本当にICE(アイス)なのか?」


『本当だ。証拠を見せろなんて言うなよ?今は何も持ってないから証明できるものがない』


「2つ目、ICE(アイス)は女でいいのか?」


『女だ。今まで変装して男でいた。その方が動きやすかったからな』



コイツにも秘密にする必要はないと思い、あたしはこの場所を選んだ


圭に知られたところで何も困ることもないからな




『それで、まだ聞きたいことはあるのか?』


「さっきの2人は誰だ。それと、お前は何をしようと企んでやがる?」



圭の奴、あたしが今からしようとしていることを察しているのか




『1人は組の若頭。1人は警部』


「警部だと!?」




思っていた通りの反応を示す



「お前、ここを潰すつもりか」



ここは主に組の人間が取引や情報を交換する場

その事実が知れれば、確実に圭も捕まる