零度の華 Ⅰ



「村田和也を調べてお前は何をする?」


『何もしない。お前達警察が目星までつけた奴が、どんな奴か気になるのは必然的だろ』



警察というフレーズを聞き、圭は驚いている


無理もないか

大人である圭からしてあたし達は餓鬼にすぎない



他の理由も兼ねて驚いているだろうと思う




『さっ、話は終わりだ。2人は帰りな」


「雨月はどうするんだ」


『もう少しここに残る』




2人は席を立つ



「そのドアから出な。裏口だから誰にも見られずに済む」




圭が指差す方向には黒塗りのドア

2人は圭に一礼をしてそこから出て行った




これで面白く、事が運んでくれればいいんだが




あたしは目の前に置かれてあるグラスに口を付けた



「色々と聞きたいことがある」




グラスから口を離すと今まで梟と鷹見が座っていた場所へ圭が座り、あたしと向かい合わせとなっている