零度の華 Ⅰ



親子そろって同じ反応を見せてくれるとは嬉しいな



『あたしの話はこれで終わり。次はそっちの番』



今のこの状況が楽しくて、沈黙が続くと余計な事まで話してしまいそうだ


お楽しみは後に取っておかなければ、すぐに飽きてしまう




「零(ゼロ)に会ったことについてだったな」


梟は淡々と話を進めていた




会ったことやその時の感情はどうでもいい


一通り話し終えると、すぐにその後、どうしたのか聞く




「今、話したことをタカに話して零(ゼロ)を早く捕まえるよう情報を流した」


「フクロウの話から人物像まで描いて目星までつけたが、無意味だったようだけどな」



自嘲するのは余所でやってこい


あたしが聞きたいのはそれじゃない




『2つ聞く。1つ目は梟組は何をした?2つ目に目星って誰?』


「俺達は何もしてない。零(ゼロ)の情報を得ようとしたができなかったし、俺達も忙しかった。それにタカに止められたからな」



捜査の協力は零(ゼロ)の人相を教えただけということか