「聞かない方がいい」
「知り過ぎると、命が危なくなるからな」
鷹見は偽りの姿は見せることなく素のまま
偽りの姿を見せることはないだろう
これから仕事が忙しくなってくる
偽る余裕なんてない
「おい!俺達は仲間だろうが!!」
「仲間だからこそ、ここからの領域に足を踏み入れて欲しくない」
「命が危ないのは同じなのに?」
「同じなんかじゃねぇよ。こっちは真っ黒だ。こんな世界に巻き込みたくないんだよ、俺等は」
いつにもなく、真剣に話す鷹見と梟
その言葉の意味を未だに理解できない鮫島と虎山
対立する両者に何も言えない愛川
パンッ!
手を叩くと注目はあたしへと向けられた
『これ以上、言い合っても埒が明かない。虎山、鮫島いい加減知れ。境界線の位置とお前達の置かれている位置を』
二度も言わなくていいように、あたしは殺気を含める
さっき、愛川に向けたものよりさらに強く



