零度の華 Ⅰ



誰もがあたしの笑みを見て硬直する


反射的に体が警告を知らせるベルが鳴ったのだろうか

これでより一層、あたしへの警戒心が増したな





それでいい


これ以上、首を突っ込むとその首が飛ぶことになるからな




梟と鷹見を除いた3人ともう話すことはない


ならば、ここにいる理由もなくなる



あたしが席を立つと、それを目で追う幹部等



『移動する。外に出るぞ』



ドアノブに手をかけようとすると、「待って!」と止める声がした


振り返り、声の主を辿るとそこには虎山がいた



『何?あたし、暇じゃないんだよ』




下を向いていた虎山は意を決したのか、目を合わせる



「その話、ここでしなよ。俺達だけ省かれ者って酷くない?」





ただならぬ空気の中、虎山が覚悟決めた言葉を蹴るのはあたしのはずだったが、梟と鷹見にその役目を取られてしまった