零度の華 Ⅰ

梟の言葉で注目を浴びる


その驚いた顔の中に少し恐怖を交えている



「情報屋ICE(アイス)だと!?男じゃなかったのか?」


「あぁ、そうらしいな」


『そんなことはどうでもいいだろ。梟、そのこと聞かせろ』



聞かなくてもあたしがしたことぐらいは覚えている

だが、あたしが眠っている間に何をしたのかが知りたい



「交換条件だ」


『条件は?』


「俺の家を出た理由。お前の知っている零(ゼロ)の情報」




交換する条件の情報としては不釣り合いだろ

天秤にかけるのであれば確実にあたしの方が話す内容が重い

それはあたしが嘘をつかなければの話だがな



悪いが本当のことを話す気は全くない



『それで満足するのであればいいぞ』




鷹見はともかく、梟はあたしに関わり過ぎではないのか?

そうさせているあたしが言うのはおかしな話だが、殺し屋に自分から関わろうとするのは自殺行為だ


そんなにあたしに興味を持ってくれていることは、あたしとしては嬉しいことだがな