零度の華 Ⅰ


『へぇ、そうなんだ。あたしでも零(ゼロ)の正体が分からなかったのに、どうやって分かったんだ?』


「それは羽空ちゃんでも教えられないよー」



守秘義務というわけか


でも、そんなの関係ない者がいる



『梟は何か知り得てないのか?』




梟からは無言が返ってくる


口止めされているのだろうか?




それでも、梟は口を開いて話してくれる

あたしが情報屋ICE(アイス)だということを知っているから




「羽空ちゃん。どうしてフクロウに聞くの~?」


『ただ、聞いてみただけだ』


「.....昨日、零(ゼロ)に会った」




梟はやっと口を開く


あたし以外、驚いている




「フクロウ!!言う必要ないだろ!」



鷹見は偽の姿を忘れ、素の姿となった



警察側としては、これ以上口外するのは困ることだ


命にかかわることなら、尚更



「タカ、言うべきだ。こいつは情報屋ICE(アイス)。零(ゼロ)と繋がっている」