零度の華 Ⅰ



バイクで光華のたまり場の近くまで乗っていく


バイクを見られると動きにくなるから、バイクは近くの公園に止めておいた



歩くこと5分


たまり場の中を堂々と歩いていき、幹部室のドアを開ける


予想は当たり、幹部全員が定位置についていた




「羽空ちゃーん。久しぶり~」


『こんなとこに居ていいのか?手伝ってやろうか?鷹見警部さん』





嫌味たらしく言いながらソファーに座る


つい最近、鷹見は刑事から警部に昇格したらしい



今、警察では零(ゼロ)捜しでバタバタしていることだろうに、担当警部がいなくなって大丈夫なのか?



「その必要ないよ~。目星はついているから~」




目星がついているってことは、あたしの代わりに追われる者が出たということか


可哀相だななんて思わないが、あたしではなくても警察が有利な立場に立って欲しくない





だから、やる事は1つ




混乱させることだけ