零度の華 Ⅰ



『今、家だ』


「話したいことがある。こっちに来い」




言いたいことだけ言うとあたしの言葉も聞かず切りやがった

拒否権はあたしにないということか



それより、こっちに来いってどこに行けばいいんだよ


梟が電話をかけてきたとなると、組か族かの2択となる




ここから一番近いのは族のたまり場だから、まずはそこに行ってみる




あたしの予想だと族のたまり場に幹部全員が揃い、色々質問攻めをくらうことになるだろう



ため息を零しながらも雨月羽空になる





黒のロングのウィッグに黒のカラコン


服は......着替えずそのまま行くことにした




Tシャツに短パン、ニーハイという格好



ネックレスはシルバーの小さなハートのものをし、髪は邪魔だったので1つに束ねる




そしてスニーカーを履いて家を出た