零度の華 Ⅰ




なんか面白くなってきた



『お前殺し屋か?』



驚いているのか返事がない


数秒たって返事が返ってきた




「そうだけど、君も?」


『あぁ、そうだ。俺は零(ゼロ)。お前は?』




零(ゼロ)と聞き、再び驚く





「君が?本物?」


『信じなければそれでいい』



あたし以外、零(ゼロ)なんていないだろ



「いや、信じるよ。僕、初めて見た。会えるなんて思ってなかったよ」



恐怖といった類のもはなく、子供のように好奇心を持っている




『で、名前は?』


「あ、そうだったね。天使(エンジェル)って呼ばれているよ。僕は気にしてないけどね」




天使ね

自殺の手伝いをしているみたいだが、それで天使だなんて馬鹿げている



堕天使の間違いだろ


本人も天使(エンジェル)という呼ばれ方に違和感を持っていたんだろう