零度の華 Ⅰ



「何故、殺さない。お前、なら、容易いこと、だろ?」


『言っただろ。すぐ死んだら面白くないと。苦しみもがけ』



今までのお返しだと言っているようだ



「くそっ!!こんな、餓鬼、に負ける、なんて!」



出血が酷く動くことさえもできないボスは、怒りだけで2人を殺そうとしている



『雲雀、去るぞ。火をつけろ』


予め倉庫の淵の方にガソリンを撒いていた

雲雀はマッチに火をつけるとガソリンへと放り投げる


すると、たちまち炎が倉庫を燃やそうとしていた




『さよなら』



2人は倉庫から去っていく


1人取り残された旧ボスは叫びとともに炎に包まれた


車の中に入ると、サクラは雲雀に告げる




『今回の事はボスが桜(チェリー)を殺そうして、ともに死んだってことにしとけ。そして、あたしは零(ゼロ)となる。サクラの名も捨てる』




サクラ、いや零(ゼロ)の言うことはいつも唐突すぎる