零度の華 Ⅰ



雲雀は闇に落とされそうな感覚に陥りそうになる



「分かった。ボスになる」


『そうか』




2人の会話はそこで終わり、サクラは疲れたと言って眠りにつく


自分の親を殺すこととなる雲雀は、再度覚悟を固めたのだった









______あっという間に月日が流れ1年がたった



もうすでに廃棄の倉庫となっている場所に3人の男女が立つ



「ボスになる気満々だな。雲雀」


「もちろんです。覚悟はできています」


『早く始めよう』




サクラの一言で始まった前代未聞の戦い


戦うのはボスとサクラ


雲雀は見物人となっていた




「何だ?次世代のボスは参加しないのか?拍子抜けだな」


『それは、あたしのことを殺して言え』




ボスになる覚悟を決めていた雲雀

それは今までやってきた父親の行動を許せないことだと思ったからこそ

でも、実の父親の命を自ら取ることを考えると、いざという時には引金は引けなくなるもの



サクラは雲雀が少しでも父親の言葉で引金を引けなくなることを読んで、何も言わず前に出たのだ


それに邪魔をされたくなかったのだと思う

サクラの中にはボスに対する復讐心が強かったはずだから




サクラが短刀に手にすると、ボスは日本刀を手にする



刃と刃がぶつかり合う音が響く