零度の華 Ⅰ




『世界のトップになったことで、仕事も増える。仕事を選んでいると、アイツが殺し方に口を出してきたから、イラついてあたしがトップにしたんだ、と言うとキレた。それでこうなった』




ただ、それだけであんな酷いことを受けて、サクラは何とも思わないのだろうか




「辛くなかったのか?」


『別に。あたしと同じ目に合った奴はここにたくさんいて、大半がボスに逆らえないのはそれが理由。あたしは最初は面白いと思っていたが、愚痴ばかり向けてくるアイツに、飽きた』




たった、9歳で言う言葉だろうか?


子供ではなく、別の生き物に見える






例えば......、悪魔、とか







『覚悟しろ、あたしは本気でお前をボスにするぞ』





表情は無表情だけど、そこから真剣さが伝わってきた


この紫の瞳(め)に見られると金縛りにあってしまう

目を逸らすことができない