零度の華 Ⅰ



「で、ここまではさっき言ったことをしないと、今ここで死ぬ。ここに来た時点で死と隣り合わせとなっている。どうする?」




子供でもボスが言っている意味は理解できる



『やる。あたし殺し』



何も戸惑うことなく、一番に声を発したのはサクラだった




「俺の見込んだだけである。頼もしいな」



怪しい笑みを浮かべるボスを見る子供達には恐怖でしかない




「さぁ、お前達はどうする?」



肩をビクつかせる子供達には選択できる状態ではない



『すぐには決められないんじゃない?どんなことするか理解できてないと思うし』




これには、2人の男は驚く



そしてボスは笑う




「そうだな、お前の言う通りだ。百舌(シュライク)案内してやれ」


「あ、はい。お前達、俺についてこい」





百舌(シュライク)と呼ばれた男は子供達を連れて部屋を出ようとする



「桜(チェリー)はここに残れ」



最後尾にいた桜(チェリー)はドア付近で立ち止まり、ボスの方へと向き直る