零度の華 Ⅰ



施設だからここにいる子供の年齢はバラバラで、どんな事情があってここにいるのかも人それぞれだが、殆どが捨てられた子供であった




少女が子供達に囲まれる男の様子を遠目で見ていると、もう1人の男に話しかけられる




「お前は皆のところに行かないのか」


『行く理由がない。群れる気もない』


「変わった子供だな。その髪と目を元々か?」


『そうだったら何?』


「そう睨むなよ。俺は避けたりしねぇよ」


『避けないでなんて言ってない。そんなのアンタの自由。あたしは何とも思わない』




男は少女の目を見る



悲しみなんて感情は抱いていなかった




少女は無表情のまま、淡々と話している


男は少女に興味を持った




2日目も男は少女を探し話しをする



「よ、はみだし者」




少女は男を見るとすぐに視線を逸らした