零度の華 Ⅰ




あたしは、軽く息を吐く


『同情して追ってきたか?いや、お前に限ってそんなことはないか。愛川はいいのか?』



あの様子だと、何も聞かされていなかったか嘘をつかれていたのどちらかだろう


自分が養子だったということが明らかになり、ショックを受けている頃だろな




「アイツ等がいる」


『恐らく愛川は、お前が傍にいることを望んでいるぞ?気づいているだろ?好かれていることに』


「どうでもいい」



相変わらず冷めている奴だ



『呼び止めた理由は?』


「送る。足がないだろ」


『そんなのいらない。が、連れて行って欲しい所がある』



あたしは梟のバイクに跨り、求める場所へ移動した

到着したのは公園

そこは学校から近くのところにあり、あたしがバイクをおいていた場所



着くなりスタスタと歩き中に入る


遊具、砂場、広場のようなものが居座る


1つのベンチに座る

あたしの目は遊具で遊ぶ子供に、それを見守る親の姿が映る