零度の華 Ⅰ



「え....まさか....。そ、そんなはずはないわ!!そんなはずは....」


『認めたくないのは分かった。でも、正真正銘アンタの娘なんだよな。DNA検査をすればアンタと血縁関係にあるのは明白にある。だが、安心しろ。アンタを親だと思っていない』



信じられるわけないと言いたげだ

証拠なんてものは特にないからそれはそうだろう


唯一、証拠があるとしたら誕生日か?

いや、そんなものは証拠にはならないな


別に今ここで親子だと証明する必要もないから証拠なんてものは必要ない


あたしが突然変異の子供と分かり、あたしを捨てたが子供が欲しくなったんだろうな

でも自分で生むという選択肢は捨てた

あたしみたいな子供が生まれてくるのは嫌だと考えたのだろう



だから3~4年たった後に施設に足を運び、子供を引き取ることにした

その時、自分の子供を確認して後、他の子供を選ぶことにした


それが愛川蘭だったという事



『捨ててくれたこと、本当に感謝している。沢山のことを学べた。知っていたか?突然変異の子は障害を持つのが大半だが、あたしは奇跡的に障害は持つことはなかった。寧ろ、何でもできる完璧な子』



聞く者はいるが話す者はいない