『ねぇ、千尋。時間、大丈夫?』
腕時計に目の移した雲雀
「そろそろ、戻らないといけないな。じゃあ、また会おうね」
席を立つ雲雀に続き、あたしも席を立った
「サクラ?」
『あたし、千尋と一緒に帰るから。今日、倉庫に行けない』
「俺、この後も仕事だけど」
『暇を潰してるよ』
雲雀は呆れたような素振りを見せると移動する
「じゃあ、また、明日ね」
愛川に『うん』と一言だけ言うと雲雀を追いかける
あたしは雲雀の乗る車に乗り込んだ
「"サクラ"の名は本当は気に入っているんじゃないのか?」
不敵な笑みを向ける
『ふざけるな。アイツがつけた名で二度と呼ばれたくない』
雲雀を睨む
「じゃあ、何故、呼ばれている?」
『説明する。まずはここから出たい』
雲雀は車のエンジンを入れると、車を発進させ移動させる



