あたしはマンションの下へ行くと、車に寄りかかるボスがいた




目が合うと乗れとのジェスチャーで、あたしは促されるまま車へと乗った



先に口を開いたのはボス



「昨日、楽しんだみたいだな」


『よく、ご存知ですね。昨日と言っても、まだ時間は経ってないというのに情報がお早いですね。心配で監視でもしているんですか?』



不敵な笑みを見せ挑発するような物言いで話すものの、それに動じることなく対応するボス




「できればずっと監視しておきたいものだな。というよりか、俺の側から離れないように鎖に繋げておきたいな」


『あたしは、何があろうと離れることはない。あたしは雲雀に飼わられている狼。雲雀の命令でしか動かない』



思ってもないことをツラツラと並べる