中には鉄の部分がサビている古いパイプ椅子に座っている男性がいた。



めを見開き私をみていた。



…………



しばらくの間沈黙した。


男性が沈黙を破った。



「お前なにしてんだよ⁉︎わかってんの?
俺は殺されるから開けるなっていったはずなんだけど…いや絶対言った!」

私のことを睨みつける
怒鳴り声だ。


怖い…泣きそうだよ…でも




「あの、驚かしてすみません。貴方は 『君はここの扉をあけてはいけないよ開けたら君を殺しにいくから』と言いました。」




「あぁ、言ったな」
ぶっきらぼうな返事で返された。



「貴方が開けたら殺す。つまり…」
私は一回間をおいた。



「私がこの扉を開けるぶんには何も問題があるわけない‼︎……ですよね?」


私は男性から真反対の外の方へ視線をずらす




キーン
マイクの音が聞こえた。

『あはははっ!!!いや〜よく気づきましたね。えらいえらい』
なんて上から目線だ。






『しかもまほこさんが気づくだなんて。ついでに良いことを教えてあげます。早くこの建物から出て皆と合流するといいですよ』