クロイロキョウカイセン〜Be yourself!〜

「ふぅ…」
私は深呼吸をした。



弓矢でこのドアを壊せるだろうか

ドアは木製でこの病院はオンボロだ。




弓を持つ。




もともとお兄ちゃんが弓道をしていたからなんとなくは分かる。





お兄ちゃんは昔弓道、空手、剣道の掛け持ちをしていた。


掛け持ちができたのも才能があったからだ。



私には到底無理だ。



でも今は無理でもするしかないのだ。




バリンッッ


近くの窓ガラスが割れた。



あの『アイツ』割れるようにそむけたのだろう。



こうやってあせらせる。



本当に性格が悪い







私は構える。
腕を引く。






2回で決める。

私は一点だけをみつめる。

今だ




シュッ___



バシュッッ


ドアに刺さった。
ヒビができた。


メキメキとヒビが広がる。



よしこれで…





ヒビができ壊れやすくなったドアを勢いよく蹴り飛ばした




バギバギッ




足に木片が刺る。



痛い。
何本も足に注射を打たれてる感じだ。