クロイロキョウカイセン〜Be yourself!〜

確かに正論だ。
でも自分は悪くない。ワルクナイ…


「あんたには関係ないでしょ」



「関係あるから言ってるんだよ。」

しつこい男。



「本当になんな「あ、あの〜」



「何?」
高橋が私の話を遮った。




「喧嘩しないで早く行こう」

そもそも喧嘩の原因は…と思い高橋を睨もうとした。



高橋の目の周りは赤かった。




そこで私は気づいた。


私が泣かせたんだと。
普段ならこんなことを気にしないのに…



「うん」
私はその一言しか返さなかった。



そのぶん罪悪感がのこる。
謝罪という気持ちが芽生えたからだ。




なぜか星河京はもう私に対して何も言わなかった。




無言のまま目的地へとむかっていた。




目的地に近づくにつれて雷やら隕石がふってくる。


間違いなくこれは意図的にやっているだろう。




「建物はこの真下です!」


無言を破ったのは綺羅の声だった。





地面へと降りる。