クロイロキョウカイセン〜Be yourself!〜

この二人と合流する前は高橋と二人だけだったのに…


私はイライラしている?


何に?


嫉妬?






「……ちゃん!」



「美…ちゃん!」



「美城ちゃん!」

それは高橋の声だった。




「何?」



「いや、なんか顔色が青かったから」




「別に…何もないし」



「本当に?」

うるさい…




「うるさいんだよ!いちいち迷惑だから!
あんたはなんでそんなにイライラさせるのが得意なわけ⁉︎」


ついイライラして思ったことを口に出してしまった。



「…」
高橋は無言でうつむいた。




「ちょっとそれはないんじゃないの?」

高橋の前にでてきた星河京は私に対して反論した。




「は?」
絶対に謝らない。
謝ったら私の負けだ。



「『は?』って…まほこは美城のこと心配してたんだよ。顔色が悪かったから。お前は心配してる人に対してありえない言葉を言ったの気づいてないの?」