「え〜…」


「早・く・で・す!」


めんどくさい奴だなぁ



「はいはい…綺羅?」
顔がぱぁぁぁと輝く桜木綺羅




「えへへ…名前を呼び捨てで呼ばれるの初めてなんです」


お前が呼ばせたくせに。





「「あの〜お二人さん?」」
ちらっとこっちを見る高橋、星河京。




「俺が桜木さんのことおんぶするから皆でいこう。」





「あのぅ…さきほどもそうしていただきましたが重くなかったですか?」





桜木綺…綺羅は気にしていたのか星河京に不安そうな顔でみつめた。





「あぁ、平気だよ。バイトで沢山重いもの持たせられているしさ」
今の発言少し…まぁ気にしないでおこう。




当の本人もなんとも思っていないようだし




「よし!じゃあ出よう!で助けに行こう」
高橋は立ち上がりクソ野郎に渡された弓と矢を持った。




「そうだね。早く助けよう。」

そう言い私は立ち上がった。