こっち怖がってんだけど




しかしありえないほどに早い。
もしかして…私は男子の足をみた。




やはり履いている。
靴が青くひかるそしてだんだん紺色になった





ビュン、ビュン


さらに早くなる

「きゃーーー‼︎」
童顔女子の悲鳴だ。





どっから声を出しているのだろう。
今の声の悲鳴からするとなんか楽しんでいる感じがする



「よっと」
なんか障害物があったのか男子はジャンプをした。




その弾みで私はズルッと手を離してしまった




「あ…」

やばいこんなとこで死ぬのか
いや死ぬは大げさか、多分両足骨折かあばらを骨折だろう。




どっちにしても嫌だ。




覚悟を決めた時だ。

ガシッと私はの背中を男子が片手でささえた。


「は、早くつ、つかまってぇ」



「分かった」







なんとか怪我せずすんだ。





にても片手に一人ずつ女子をかかえるとは…
こんなに細そうなのに



「すごいですね!」
童顔女子が拍手した





「いや…そ、そんなこともないけどっ」
あからさまに嬉しそう