ガタガタ


「うあっ…」
私は今の揺れでしりもちをついた。





最高に恥ずかしい。





「大丈夫?」
男子が心配そうな顔をした。




「心配しないで。このくらい平気。」




「そか…」





「俺の背中にくっついてて、肩掴んでて」




「は?なんで?」



「いいから!」


「わ、分かった」
いきなり何だ。



「あの…大丈夫でしょうか。私重くないですか?」

童顔女子が心配する






「大丈夫だよ……行くよ!」

ビュンッ…



男子が動いた瞬間強い風がふいた




「ちゃんとつかまっててね」




「はい!」
童顔女子が小学生のような元気の良い返事をした。



早い…怖い。

手を離したら…

そう考えるとゾッとした。




「お、落とすなよ絶対!」

あせってかんだ。



「フリ?」
男子が笑いをこらえたような声できいてきた







「フリとか関係ないから!」

空気読めよ