「全然大丈夫じゃないけど…」



「じゃあ何があったの?」



「こい…この子が足をひねったようで…」

危うくこいつといいそうになった。





「そういうことね…」
ふむふみとうなづく男子。



いや、何だよ。



「どこに行こうと思ってるの?」

質問多い奴だな。



「一階。」



「そっか!じゃあすぐ近くだ。あの下で待っていた友達心配してたよ!」

ああ…高橋のことか



てことは高橋と会っているのか






「つかまって」
童顔女子に手を伸ばす。




「いやいや、悪いですよ‼︎」




遠慮するなよ。
と思うが黙っておこう。





「いいから、」
さわやかスマイル。




ふーん。
こういう雰囲気のやつってあっちでもモテてるだろうな。




「よっと」




「きゃっ」
童顔女子を軽々持ち上げ『お姫様抱っこ』をした。





ガタガタッ
地面が揺れた。



今度は何が起きたのか…
建物の中じゃみえない