「あの、大丈夫ですか?」
タンスの下敷きの人は不安そうなか細い声でそう言った。





「うん。今から刃物つかうから…」




その言葉を聞いてどうやら驚いている。





時間のかかる作業だが少しずつタンスを切っていこう。




ダガーを右手にもった。
ダガーを左から右へと横にザッと刺した。




バシュー


一瞬で真っ二つになった。





私はびっくりした余り目を丸くした。






タンスの下敷きだった女性…女の子?




…童顔の女子だった。




「…あ、あんた大丈夫?」
普段誰ともコミュニケーションを取らないためうまく話しかけれない。






「…はい大丈夫です!助けて頂きありがとうございます」
ぺこりとお辞儀をした童顔女子




どうしたらいいかわからず私は手を差し出した。




童顔女子は私の手を取った。



童顔女子は立とうとした。
「あ、あの…」
童顔女子の顔色が地味にわるくなっていた。





「何?」



「足動かないです。」