ガタガタ

箱がたおれたような音だ。




あっちの部屋から聞こえた


私はそちらへと進み部屋にはいった




中に入ると
物置だった。
かなり広い2LDKくらいだろうか



ダンボールでちらかっている




「誰かいますかー?」




ガタガタッ




何かの音





ガタガタッ



また聞こえた。



確実にこの部屋にいる。





床にゴミが散乱しているため進みづらい




きたなっ…




ホコリが足にくっついた






ホコリを踏みすすむ。






ガタッ

今のすぐ近くで聞こえた。






あたりを見回す。
倒れているタンスが動いた。





倒れたタンスの下の隙間から顔を覗かせた。



「たすけてぇ…」
か細い声が聞こえた。




私はタンスを持ち上げたが女子一人じゃ到底無理だ。




「ちょっと待ってて。」



一か八かだ。
私はあのクソ野郎が私たガターをポケットから取り出した