美城side


「美城ちゃんなにかあったら連絡してね」
「うん」



連絡するきもないけど




ガタッ




半開きのドアをあけ中へと私はすすんだ。



本当に暗い。
何か光るものがあればいいのだが





ピカッ
足元が光った。




視線を下に向ける
光っているのは私の靴だった。




そうだこれはあのクソ野郎が置いた靴だ。


こんな機能があったとは
まぁ利用してやろう






「だれかいますかー?」
ひさびさに大きな声をだした




早くこの世界からでたい…




…でも私の場合この世界からでてもなにも変わらない気もする





実際自分が生活して忌み嫌ったからここにきているのだ






それに今自分は何しているんだろう


高橋のため?


それとも
偽善活動?




それとも…




はぁ…考えるだけ無駄

今は人探しに専念しよう。






「誰かーー!!!!」
応援団長のように大きな声をだした。