クロイロキョウカイセン〜Be yourself!〜

二人でおそるおそる店内にはいっていった。



「あの〜だ、たれかいますか?」



「いるなら返事をしてください。」



私のビビリ声だ。

それに比べ美城ちゃんはどうどうとしている





ガサッ



私は驚いた

「美城ちゃん、いまあっちで音しなかった?」





店にあるドアの方を指差した。


このドアは二階につながるドアだ



この八百屋の作りは二階建てで二階は自宅だ
この商店街はそういう作りの店がおおい






「じゃあ行こう」


え…

この家は元がボロいからかなり薄気味悪くてこわい




「わ、私、美城ちゃんの、後ろついていく」




「もしかして高橋怖いの?」


「……」

図星すぎてなにも言えない






「はぁ分かった。私ひとりで見てくるから
だからそこでまってて」





「ありがとうございます」
美城ちゃんはかっこいい。
思わず敬語になってしまった。




「じゃあ行くから」

美城ちゃんは暗い



私は店内から外を眺めてまっていた