クロイロキョウカイセン〜Be yourself!〜

「そっか」



ゲームか…昔お兄ちゃんとよくやったのをおもいだした。


あの頃は私のためにまけてくれてたなぁ





「早く写真とろう」
思い出に浸っているときに美城ちゃんの声で
忘れていたことを思い出した。





「そうだね」
私はうなづいた。




「私が高橋の写真とるから急いで外に出て」
スマホをとりだした。





「えっ!?私?」
どうして私なんかを





「あんたどんくさそうだし写真とれなそう
だから立っているだけでいいよ。」






背中から槍が刺さったような気分だ。

ぐさっときた。






美城ちゃんが私を引っ張り外にでた
「なにこれ….」


美城ちゃんの目が開いた。





外は『赤い』 建物は崩れかけているものもある。
さっきよりひどい





「い、急いで撮ろう」
私は震えた顔で美城ちゃんをみた。





「うん」
いつもの冷めた顔にもどっていた。





美城ちゃんはドームのすぐ近くだ。


「ねぇ早くとってね!!!」
私はドームから遠いから空から何か降ってきたときに一番危ない。